2004年12月20日(月) 15時07分
被告の妻に検事“圧力” 大阪地裁に国賠提訴(産経新聞)
検察官の違法行為によって精神的苦痛を受けたとして、平成十四年に強制わいせつ罪で逮捕・起訴され、その後、無罪が確定した竹内真一郎さん(46)と妻の八恵さん(42)が慰謝料など計四百四十万円を求める国家賠償請求訴訟を二十日、大阪地裁に起こした。
竹内さんは十四年四月に当時、小学五年の女児の体を触ったとして、強制わいせつ容疑で逮捕された。一審の高知地裁は懲役八月、執行猶予三年の有罪としたが、二審の高松高裁は「女児の証言は信用できない」として逆転無罪を言い渡し、確定した。
訴状によると、一審公判中の十四年十一月、担当の検察官が八恵さんを呼び出し、「このまま否認していると、刑務所に入ることになる」などと、犯行を認めるよう竹内さんを説得することを迫った。
原告側はこうした検察官の行為は供述の自由や黙秘権の侵害にあたると主張。精神的苦痛を受けたとして慰謝料などを求めている。
(産経新聞) - 12月20日15時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041220-00000034-san-soci