2004年12月20日(月) 10時53分
海老沢会長 当面は引責辞任せず(デイリースポーツ)
NHK・海老沢勝二会長は19日、特集番組「NHKに言いたい」に生出演し、当面の間、会長職を引責辞任する考えがないことを改めて強調した。同会長は「改革を進めなければならないときに職を投げるわけにはいかない。身の処し方については、道筋をつけてから自ら判断したい」と厳しい表情で話した。
同番組は、受信料の不払い、保留が約11万3000件(11月末現在)に達するなど、一連の不祥事で失った信頼を回復するため放送された。ジャーナリスト鳥越俊太郎氏、笹森清連合会長ら有識者とともに討論形式で進められ、トップ自らが出演するという異例の“おわび放送”となった。
番組冒頭、会長は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と陳謝したものの表情には余裕がうかがえた。しかし、出演者や視聴者から「会長が辞任しない限り受信料を払わない」などと厳しい意見が飛び出すと、下を向いたりしながら必死に受け答えしていた。
放送中、同局に9100件を超える視聴者の意見が寄せられた。
海老沢会長は放送終了後にも「辞めるのは簡単だが改革に尽くしていきたい」と改めて“続投表明”した。
(デイリースポーツ) - 12月20日10時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041220-00000033-dal-ent