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日本生態系協会が０４年の「環境ニュース」を発表した。市民アンケートをもとにしたもので、トップは被害も大きかった「日本列島に最多上陸の台風」。このほかでも、上位は異常気象や災害関連のニュースが目立った。
アンケートは１１月、同協会のホームページなどで呼びかけた。今年印象に残った環境ニュースをイメージさせるキーワードを理由も含めて記入してもらい、４４３４票が集まった。
１位は「台風ラッシュ！ 最多上陸」の６３４票だった。２位以下は、（２）エサ不足！？ ツキノワグマ出没（５３５票）（３）長すぎる真夏日（３７５票）（４）北陸の豪雨水害（３５８票）（５）京都議定書ようやく発効へ（３３６票）（６）温暖化で１００万種が絶滅危機？（２３６票）（７）石油価格の上昇（２１７票）（８）日本のサンゴ礁 風前のともしび（２０９票）（９）外来種をとめろ！ 法律できる（１５９票）（１０）農薬に注意！ アレルギー発症（１５３票）が続いた。
同協会は「今年は、例年にも増して災害が多く発生し、人々の関心も、異常気象やそれに伴う災害に関連したニュースに多く寄せられた。京都議定書が入ったことからも環境問題に対する関心の高さがうかがえる」と分析している。
同協会は「１年を振り返って環境問題を考えてほしい」と１０年ほど前に調査を開始した。「良いニュース」「悪いニュース」と分けて聞いていたが、ほとんどが悪いニュースだったため、昨年から一本化した。(12/19 13:47)