2004年12月18日(土) 15時39分
<振り込め詐欺>新手口「医療ミスした。見舞金振り込んで」(毎日新聞)
女性看護師や医師になりすました“娘役”の女が電話で「医療ミスをしてしまった。見舞金がいる」と親に助けを求め、金を振り込ませる新しい手口の「振り込め詐欺」の被害が出ていることが17日、愛知県警捜査2課の調べで分かった。同課は「副院長や弁護士を装った仲間も登場する巧みな手口。十分に注意してほしい」と呼びかけている。
調べでは、同県内では先月初めてこうした手口の被害が3件あり、計900万円がだまし取られた。
手口は、“娘役”の女が親に電話。「間違った薬を患者に投与してしまった。見舞金を払わないといけない」と話した後、“副院長役”の男と交代し、この男が「患者には謝罪した。病院としても見舞金を払ったが、娘さんの方でも○○万円を用意して」と説明。“弁護士”役が登場し「相手の弁護士と話はできています。見舞金として○○万円の振り込みをお願いします」と話すという。被害者は、自分の娘が看護師や医師で、信じ込んで金を振り込み、詐欺グループが病院の職員録を悪用している可能性もあるという。【伊藤一郎】
(毎日新聞) - 12月18日15時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041218-00000062-mai-soci