2004年12月17日(金) 20時01分
「日銀に口座」と詐欺=開設費名目、高齢者ばかり5200万円−大阪(時事通信)
窃盗罪などで公判中の男が市職員を装い、2府6県の高齢者約130人から、補助金の振込先として「日銀に口座開設する費用を預かる」と言って金をだまし取っていたことが17日、分かった。被害総額は約5200万円に上り、大阪府警捜査3課は同日までに、約130人分の被害について、詐欺などの容疑で追送検した。
調べによると、男は住所不定、無職森下正一被告(58)。同被告は2002年7月から今年3月までの間、大阪、愛知など2府6県の高齢者宅を狙い、「市役所の一番偉い者です。お年寄りに補助金が出ます」などうそを言い、日銀に口座を開設するという名目で2、300万円をだまし取るなどしたという。
日銀は個人取引業務をしていないが、森下被告は「お金を受け取る口座は、利子が高い日銀がいい」などと言っていた。
(時事通信) - 12月17日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000254-jij-soci