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2004年12月17日(金) 13時42分

高速回数券全廃へ 来年3月で販売停止、利用は夏まで朝日新聞

 北側国土交通相は17日の閣議後会見で、東京都内の印刷業者らのグループによる高速道路回数券の偽造事件を受け、首都高速、阪神高速と日本道路公団の3公団による回数券の販売について、来年1月末〜3月末にかけて原則的に停止することを明らかにした。

 首都、阪神の両高速道路公団は当初、偽造被害の多い100回券について来年3月で販売をやめる予定でいたが、100回券を含むすべての回数券の販売を1月末で停止する。利用は7月末まで出来る。

 日本道路公団は、グループが偽造していたとされる中央道と東京外環道の2道の回数券を来年3月末に販売停止にする予定だったが、1月末で販売をやめる。他の高速道路や一般有料道路の回数券についても一部をのぞき、原則的に3月末で販売を停止する。利用は2道の回数券は6月末まで、その他の高速道路は8月末まで。一般有料道路の利用期限は早急に検討するとしている。

 3公団はこれまで回数券の偽造防止に取り組んできたが、新券を発行するたびに新たな偽造被害が見つかる繰り返しで、被害の拡大を防ぐため、回数券の全廃はやむを得ないと判断した。回数券の偽造被害額は3公団で計約5億円に上る。

 回数券の廃止で利用頻度が高い運輸業者や通勤利用者らが影響を受けるが、3公団は代わりの措置として、ETC(自動料金収受システム)を使った各種割引サービスを実施していく。

(12/17 13:42)

http://www.asahi.com/national/update/1217/019.html