2004年12月17日(金) 06時04分
重要犯罪9年ぶり減少=「振り込め」横行詐欺4割増−1〜11月犯罪情勢・警察庁(時事通信)
今年1〜11月の殺人、強盗など重要犯罪の認知件数は前年同期比4.3%減の2万821件で、1995年以来、9年ぶりに減少したことが16日、警察庁がまとめた犯罪情勢で分かった。刑法犯全体の認知件数も同7.2%減の236万5206件で、2年連続の減少。検挙率は26.4%となり、同3ポイント上昇した。
犯罪増加傾向に歯止めが掛かった形だが、重要犯罪は95年(1万652件)の約2倍で、依然として高水準。「おれおれ」など「振り込め詐欺」の横行で、詐欺が同41.9%の激増となったほか、子供の連れ去りなど略取・誘拐が18.1%増で、警察庁は「楽観はできない。抑止対策に全力で取り組む」としている。
(時事通信) - 12月17日6時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000083-jij-soci