2004年12月16日(木) 00時00分
「電気点検します」ご注意(朝日新聞・)
電力会社の職員を装って家に上がり込んだ男に現金などを盗まれる被害が県内で相次ぎ、県警が窃盗容疑で捜査している。被害は、これまでに計27件(うち未遂2件)、総額約460万円にのぼるという。東京電力や県警は、不審な訪問に注意するよう呼びかけている。
県警捜査3課によると、1人か複数の男が「東京電力の者です」などと偽って作業着で突然、住宅を訪問。ブレーカー点検や漏電検査を口実に部屋に上がったうえで「ブレーカーを上げ下げしてください。私は2階で点検をします」などと言い、住人が目を離した間に財布や通帳を盗み出す。
相手を信用させるため、工具ケースやアタッシェケースを持っていることが多く、胸に社員証のようなものを着けている場合もある。
被害は1月ごろから出始め、横浜市や平塚市、相模原市など全県に広がっている。1件の被害は数千円から数万円だが、14日には横浜市港北区の無職男性(88)の家族から、同様の手口で2人組の男に約340万円を盗まれた、と届けがあった。
東京電力広報部によると、今年度、関東を中心とする同社の営業区域で起きた同様の被害は約100件だという。「突然に訪問して上がり込むことはありえない。注意をしてほしい」と話している。
(12/16)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=6267
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