2004年12月16日(木) 00時00分
振り込め詐欺で県警、捜査班設置(朝日新聞・)
家族などになりすまして電話をかけ、現金をだまし取る「振り込め詐欺」の被害が、県警が専従の捜査班を設置した10月以降も増え続けていることがわかった。今年に入っての被害額はすでに2億6千万円を超えた。1件あたりの被害額が大きくなってきているのが特徴で、県警は注意を呼びかけている。
県警は10月1日、この種の詐欺に専念する19人態勢の捜査班を設置し、対策に乗り出した。しかし同月には3662万円、11月にも2621万円の被害が出るなど、犯罪は止まっていない。
県警捜査2課によると、今年に入ってからの被害件数は11月末までに165件(うち13件は未遂)で、被害総額は2億6463万円。1年間で1億950万円だった昨年に比べ、3倍に達する勢いだ。
詐欺1件あたりの平均被害額は、1〜6月は約148万円だったが、7〜11月は約210万円と、1.5倍に増加した。11月は1件あたり291万円で過去最悪だった。
県警はこれまで、振り込め詐欺に使うための携帯電話をだまし取ったとして、詐欺容疑などで男女数人を逮捕しているが、振り込め詐欺の実行犯の逮捕はまだないという。
県警生活安全企画課によると、県警は県防犯協会などと協力。振り込む前に相談するようすすめる内容のステッカー5千枚を作成し、注意を呼びかけているという。
(12/16)
http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=4070
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