2004年12月16日(木) 11時57分
16歳少女殺害で無期求刑 千葉地裁(共同通信)
偽装結婚の発覚を恐れスナック店員石橋裕子さん=当時(16)=を集団で暴行して殺害したとして、殺人や死体損壊などの罪に問われた戸籍上の元夫鈴木広宣被告(23)の論告求刑公判が16日、千葉地裁(加登屋健治裁判長)で開かれ、検察側は「口封じ目的で、人間的な感情が感じられない残忍非道な犯行」として無期懲役を求刑した。
求刑に先立ち、石橋さんの両親が意見陳述し、父親は「今でも裕子は家族の一員。裕子の人生を返せ。私の手で(被告人に)同じつらさを味わわせたい」と訴えた。
論告などによると、鈴木被告は姓を変えて借金を重ねるため、石橋さんと偽装結婚したが、発覚を恐れて殺害を計画。昨年10月1日未明、千葉市若葉区の墓地駐車場で少年4人=いずれも1審実刑=と、石橋さんの頭などを金づちで殴ったり、約60キロの石材を顔に落としたりして殺した。
鈴木被告と少年3人は、石橋さんの遺体にライター用オイルをかけて焼いた。
(共同通信) - 12月16日11時57分更新
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