2004年12月15日(水) 04時29分
東医大手術死亡、専門家は「執刀医レベル低い」と指摘(読売新聞)
東京医大病院第2外科の一連の死亡例について、主任教授は、14日の会見で「不適切な医療行為が原因ではなかった」と語った。しかし、弁膜症のほかに、この外科医の専門であるバイパス手術でも8人が死亡していたことが判明し、心臓外科の専門家は「執刀医の技術レベルが余りに低い」と指摘している。
関西地方の心臓外科医は「死亡15人のうち11人までを同じ医師が執刀していたとは驚きだ。バイパス手術の死亡率は平均で約2%で、単純に考えても多過ぎる」と話し、「医局内に力量のある外科医がいないのであれば、早い段階で腕の良い医師を連れてくるべきだった」と語る。
弁膜症手術の死亡例についても、関東地方の病院の専門医は「全体的に手術時間が長過ぎる」と指摘。弁膜症手術は、病院側の説明によると、1例目の女性の手術が約7時間だった以外は、残りの3例は13時間以上かかっていた。
(読売新聞) - 12月15日4時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041215-00000201-yom-soci