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今年に入ってから十一月三十日までに同署管内で発生した「おれおれ詐欺」の被害は、分かっているだけで十六件。被害総額は三千六百五十万円余に上る。昨年一年間では二件だけだったのに対し、急増している。
劇は、三人の男が詐欺を企て、電話帳から適当に選んだ女性に電話をかけるところから始まった。
息子になりすました男が「交通事故を起こした」と告げ、被害者役の男が、妊娠中の妻の入院費と車の修理代計三百万円の示談金を要求。偽の警察官が「裁判を起こして息子さんを前科者にしたくなければ」と追い打ちをかけ、さらに息子が「銀行の窓口が閉まるまでに」とせかし、母親が振り込んでしまうという話。
町の依頼を受けた同署が「講話よりも分かりやすいのでは」と寸劇に挑戦。この日の“初舞台”に向け、同署刑事第二課長の中川繁さんが実際の被害ケースを基にシナリオを考え、署員六人が仕事の合間を縫って練習してきた。
中川さんは「気を落ち着け、住所や友人など身内にしか分からない情報を相手に尋ね、折り返し携帯電話に連絡するなど用心して」と呼び掛けた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20041215/lcl_____mie_____004.shtml