2004年12月15日(水) 03時04分
<振り込め詐欺>息子が人身事故と4700万円詐取 横浜(毎日新聞)
13日午後6時40分ごろ、横浜市栄区の男性会社員(60)方に、息子を名乗る男から「人身事故を起こした」と泣きながら電話があった。その後、警察官や弁護士を名乗る男ら計4人が次々と電話を代わり、男性に示談金や仮釈放金として現金を振り込むよう要求。電話は14日午後2時半まで数回あり、男性は、11回に渡り指定された二つの銀行口座に計4700万円を振り込んだ。全額が引き出されたという。男性から被害届を受けた神奈川県警栄署は、振り込め詐欺事件として捜査している。
男性は14日午後、弁護士を名乗る男が所属していると言った青森県の弁護士会に問い合わせた。該当する弁護士がいないことが判明、だまされたことが分かったという。
調べでは、男らは「夫婦(2人)をはねた」「交通刑務所に行くことになる」などと言い続け、何度も現金を振り込ませた。男性は疑いを持ったものの、「疑うのなら(事故処理から)手を引く」と言われ、預金をおろして振り込んだという。被害額4700万円は、振り込め詐欺でだまし取られた金額としては過去最高とみられる。【渡辺創】
(毎日新聞) - 12月15日3時4分更新
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