2004年12月14日(火) 16時41分
振り込め詐欺 県内初の摘発 はがきで未払い金求めた男を起訴 ／長野（毎日新聞）
架空の未払い金を、ハガキなどを使って請求し、だまし取る手口の詐欺が県内でも相次いでいる件で、長野地検は１３日までに、東京都東久留米市前沢３、無職、萩原公貴容疑者（４３）を詐欺罪などで起訴した。県警によると、架空請求詐欺の摘発は県内初。
起訴状によると萩原被告は今年６月ごろ、須坂市内の４０代女性の家に架空請求ハガキを送付。連絡をしてきた女性に「通信料の未払いがある」などとうそをつき、計約１００万円をだまし取った、としている。
また、振込先の口座を開設したとされる２人の男も同罪で起訴された。同地検では「３被告の間に共謀が成立すると判断した」としている。萩原被告は振り込まれた現金を引き下ろしたことは認めているが、ハガキを送付したことなどについては否認しているという。須坂署では、他にも事件にかかわっている人物がいるとみて捜査している。【川崎桂吾】
１２月１４日朝刊
（毎日新聞） - 12月14日16時41分更新
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