2004年12月14日(火) 07時04分
振り込め詐欺被害者に…「捜査協力で振り込め」 郡山(河北新報)
福島県郡山市の女性(74)が11月、振り込め詐欺で現金200万円をだまし取られた事件で、犯人とみられる男らが今月初旬、女性宅に捜査協力名目で再び現金振り込みを指示する電話をかけていたことが13日分かった。
女性宅には11月末、医師の息子を名乗る男から「自分のミスで患者を死亡させた」、教授を名乗る男から「病院内部で何とかする」と電話があり、現金200万円を振り込んだ。
郡山署の調べでは、今月2日、警視庁の捜査員を名乗る男から「警察官が銀行に張り込んでいる。現行犯でないと逮捕できないので、500万円を振り込んでほしい」と電話があった。
30分後、前回と同じ病院教授を名乗る男が「不足分を病院で立て替えている」と電話し、現金振り込みを指示。その5分後に捜査員を名乗る男が再度電話し、「犯人から電話があったはずだ。逮捕のため協力してほしい」と振り込みを依頼した。
女性は郡山署に通報し、被害はなかった。
同署は「1度応じると、何度も要求される。絶対に振り込まないで」と注意を呼び掛けている。
(河北新報) - 12月14日7時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041214-00000007-khk-toh