2004年12月14日(火) 20時55分
年末年始のクリスマス・年賀メールにご注意 - 脆弱性解消は必須(MYCOM PC WEB)
年末年始にかけて、クリスマスカードや年賀状などのメールのやりとりが多くなり、それらに見せかけたウイルス、デマメールが登場してくる可能性があるとして、情報処理推進機構(IPA)は毎年恒例の警告を発し、インターネットユーザーに注意を促している。
世界的にクリスマスの時期は、クリスマスカードとして添付ファイル付きのメールがやりとりされることが多くなり、それに紛れてウイルス付きメールが紛れても気が付きにくい可能性がある。時候のあいさつに見せかけた新種ウイルス登場の危険性もあり、IPAではこの時期のメールは特に注意が必要、と警告している。
Internet Explorerの脆弱性を悪用した「W32/Bofraウイルス」(11月に出現)のように、添付ファイルを実行しなくても、メール本文をプレビューしただけで感染するようなものもあり、注意する必要がある。
IPAは、IEの最新の修正プログラムを適用することを「必須事項」としてあげるほか、WindowsやLinux、Appleのセキュリティ情報にも注意を払い、ウイルス対策ソフトを最新の状態にアップデートする、といった予防策を例示する。
金融機関からのメールを装って偽のWebサイトに誘導、IDやパスワード、銀行口座番号などを窃取しようとする、いわゆるフィッシング詐欺メールについてもIPAは警告。メールが本物かどうかを確認するように注意を促している。
またシステム管理者が不在になる年末年始では、不在期間中にウイルス・ワーム感染、Web改ざん、メール不正中継などの被害に遭い、さらに拡大しないよう、万全の体制を整えるよう訴えている。
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情報処理推進機構(IPA)
http://www.ipa.go.jp/
(MYCOM PC WEB) - 12月14日20時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041215-00000092-myc-sci