2004年12月14日(火) 14時53分
ネット競売詐欺?出品のカーナビ、落札60人に届かず(読売新聞)
国内最大手のインターネットオークション「ヤフー・オークション」で、大量に出品されたカーナビゲーションが、送金しても落札者に届かないトラブルが多発し、大阪、東京、福岡などの約60人が被害者の会を結成した。
同会では、出品者がオークションを悪用して架空出品したとみており、被害届を受けた警察は、詐欺の疑いもあるとして捜査を始めた。
大阪市内の会社員男性(30)は11月1日、「京都市在住」の出品者から、最新型の20万円相当のカーナビを約半額で落札。指定の銀行口座に送金したが、商品は届かず、連絡も取れなくなった。
この出品者は今秋から大量のカーナビを出品。ホームページには、落札者が取引したことを「良い」と思ったか、「悪い」と感じたかを記入する欄があり、会社員が「悪い」とした落札者に連絡したところ、ほとんどが商品が届いていないことが判明した。
同オークションでは、現在も、未着商品と同じカーナビが、似たIDを使って出品されており、会社員は「これらも同一人物か、グループによる架空出品ではないか」と注意を呼びかけている。
これに対し、ヤフー社は「オークションは、基本的に個人と個人の取引。本人確認は強化しているが、落札者をだますつもりかどうかの判断は当方では難しい」としている。
(読売新聞) - 12月14日14時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041214-00000307-yom-soci