2004年12月13日(月) 00時00分
不正口座開設容疑の男が供述(朝日新聞・)
数千円で口座売却 伊達町の20代女性が夫を装った男からの電話で約70万円を詐取された事件で、不正に預金口座を開設したとして詐欺容疑で逮捕された東京都足立区の運転手小野寺英朗容疑者(32)が県警の調べに対し、「男に頼まれて他にも数口の口座を開設し、1口あたり数千円で売却した」と供述していることがわかった。県警は口座を買い取った男の行方を追っている。
県警捜査2課と保原署の調べでは、小野寺容疑者は自らが開いた数口の預金口座のほかにも、実父の護容疑者(61)=詐欺容疑で逮捕=に依頼して数口の口座を開設。それらの口座を合わせて男に売却したという。
茨城県古河市の郵便局に護容疑者が開いた口座に4月中旬、伊達町の女性が夫を装った電話を信じて約70万円を振り込んでいた。郵便局の現金自動出入機(ATM)の防犯ビデオには護容疑者とは別の男が映っていた。
小野寺容疑者は、売却した口座が「振り込め詐欺」に使われるのを事前に知っていたことは認めているが、売却先についてはあいまいな供述をしているという。
小野寺容疑者の自宅からは複数のキャッシュカードや通帳、携帯電話が押収されており、県警は県内外で起きた詐欺事件とのかかわりを調べている。
(12/13)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=6577
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