2004年12月13日(月) 10時48分
振り込め詐欺対策に総力 警察庁が異例の専門チーム(共同通信)
「振り込め詐欺」の捜査に総力を挙げるために設置された「身近な知能犯罪緊急対策チーム」の看板を掲げる職員ら=13日午前、警察庁
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警察庁は13日午前、おれおれ詐欺など高額の現金を口座に振り込ませる「振り込め詐欺」の捜査に総力を挙げるため、「身近な知能犯罪緊急対策チーム」を設置した。午後には都道府県警の捜査二課長ら約120人を集めた全国会議で、取り締まりの強化を指示、徹底捜査を推進する。
警察庁が個別の犯罪形態について専門チームや全国会議で対応するのは異例。被害額は8、9、10月と30億円台が続き、1−10月で約222億円に上っているため、歯止めをかけたい考えだ。
振り込め詐欺は、おれおれ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺などの総称。被害が広域にわたり、被害者の居住地と振込先口座の所在地、引き下ろし場所が異なるケースも多い。緊急対策チームは全国の情報を集約し、都道府県警の迅速な共同捜査を指導する。
(共同通信) - 12月13日10時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041213-00000026-kyodo-soci