2004年12月10日(金) 00時00分
フィブリノゲン納入先 県内は48医療機関か(朝日新聞・)
C型肝炎検査 県が呼びかけ C型肝炎を発症する恐れのある血液製剤「フィブリノゲン」。9日、厚生労働省が公表したリストによると、県内48の医療機関にも納入されていたとみられる。県は相談窓口を設け、大量出血などでフィブリノゲンを投与された可能性のある人に、肝炎ウイルス検査を受けるよう呼びかけている。
県によると、48カ所の医療機関のうち43カ所が現存し、4カ所はすでに廃止になっている。1カ所は所在地は鳥取市だが、病院名は不明。このほか、鳥取県か岡山県か不明が3件あった。
フィブリノゲンは、止血などの目的で使われている。1994年以前は、原料に混入した肝炎ウイルスを不活性化させる技術が十分でなく、感染の恐れがある。
県によると、94年以前に治療を受けた人で、妊娠中または出産時に大量出血した人、大量に出血する手術を受けたような人に投与された可能性があるという。
リストに挙がった県立中央病院(鳥取市)は「数は少ないが、投与した事例がある」として、患者の照会に対して、カルテを調べて答える。また、鳥取大学医学部付属病院(米子市)も「納入記録は保存されていないが、問い合わせがあれば、可能な限り調査する」としている。
県の相談窓口は、県医務薬事課(0857・26・7226)
▽鳥取保健所(0857・22・5691、22・5694)
▽同郡家支所(0858・72・0132)
▽倉吉保健所(0858・22・8794)
▽米子保健所(0859・31・0015)
▽日野保健所(0859・72・2087)。
(12/10)
http://mytown.asahi.com/tottori/news02.asp?kiji=4674
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