2004年12月10日(金) 00時00分
オレオレ詐欺防止 岡崎署と市 劇団旗揚げ旗揚げ公演で熱演する「岡崎安全座」のメンバーら=岡崎市美合町の高年者センター岡崎で(朝日新聞・)
岡崎署員と岡崎市職員が劇団「岡崎安全座」を結成し、8日、同市美合町の高年者センター岡崎で旗揚げ公演をした。地元のお年寄りら約220人の前で、オレオレ詐欺とひったくりの防止を呼び掛ける寸劇をユーモアたっぷりに披露し、大きな拍手を浴びた。
安全座は、身近な分かりやすく寸劇にして、注意を呼び掛けるのが狙い。同署地域安全担当官2人と同市安全安心課の職員5人が、脚本から演出、役者などを担当する。同署によると、自治体と警察署が一つの劇団を作るのは県内で初めてという。
初演のこの日は、同市緑丘学区の老人クラブの会合に招待された。「次はあなたが狙われる」と題し、管内でも被害が増えているオレオレ詐欺やひったくり防止の実例などを参考に、言葉巧みにお年寄りからお金をだまし取る手口などを約20分間にわたって熱演した。
演じた同署員は「お金を払う前に警察や友人に相談し、あわてずに冷静に対処してください」と最後に呼びかけた。
緑丘学区老人クラブ連合会の大森惣吉会長(71)は「とても分かりやすかった。自分も含めみんなも注意していきたい」と話す。
安全座は1月9日にも、同市美合町のハウスプラザ岡崎で、子どもの連れ去りに注意を呼び掛ける寸劇を披露するなど、要望があれば出前公演をするという。
(12/10愛知総合)
(12/10)
http://mytown.asahi.com/aichi/news01.asp?kiji=10647
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