2004年12月10日(金) 23時08分
3つの詐欺、被害1億9000万円 滋賀県警 注意呼びかけ(京都新聞)
現金を金融機関に振り込ませる手口が共通する「おれおれ」「架空請求」「融資保証金」の3つの詐欺の総称を、警察庁が「振り込め詐欺」と名づけたことを受け、県警はあらためて、これらの詐欺の被害に遭わないように注意を呼びかけている。県内では今年1月から11月に、3つの詐欺で計約1億9000万円の被害が出ており、県警は摘発に力を入れている。
おれおれ詐欺は11月末までに、未遂を含め354件発生し、被害額は昨年1年間の2倍以上の約1億円に上る。身に覚えのない有料サイト代金などを求める架空請求詐欺は82件(被害額約5000万円)、融資の際の保証金名目で現金をだまし取る詐欺も67件(同4000万円)起きている。
県警はこれらの詐欺防ぐために、各警察署を通じて▽現金を振り込む前に本人や家族に必ず確認する▽家族の名前を言わない▽相手のペースに乗らない−といった注意点を記したチラシを配布するなどしている。
最近は、犯人が電話で「おれおれ」と言わず、警察官や架空の事故の相手を名乗る手口が増えているため、警察庁は名称を改めた、という。
(京都新聞) - 12月10日23時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000070-kyt-l25