2004年12月10日(金) 19時04分
<偽松阪牛販売>浜松の会社に改善指示 社名公表は初 静岡(毎日新聞)
「松阪牛」と偽って米国産牛肉などを提供していたとして、静岡県は10日、浜松市内でレストランを経営する「ヒロインターナショナル」(谷口一博社長)に、景品表示法に基づく改善指示を出した。同県は悪質性などを考慮し、外食産業としては初めて社名などを公表した。
県によると、同社が経営する「ステーキハウスランボル」は開店した99年以降、メニューに「最高級厳選松阪牛コース」などと表示しながら、実際は米国や豪州産などの牛肉を使っていた。また、店の看板も01年から「松阪牛&ずわいがに食べ放題」などとしていた。
同社は、県の調査に「松阪牛を仕入れていたと思った」と答えていた。しかし、仕入れ伝票を調べたところ松阪牛の納入実績はなかった。現在はメニューなどから「松阪牛」の文字を消しているという。
同社はしゃぶしゃぶ用肉などのネット販売もしていたが、こちらもJAS(日本農林規格)法が義務付けた原産地表示などを怠っており、この点も改善指示を受けた。【増田博樹】
(毎日新聞) - 12月10日19時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000082-mai-soci