2004年12月10日(金) 00時00分
フィブリノゲン 県内324カ所納入(朝日新聞・)
C型肝炎が発症する恐れがある血液製剤「フィブリノゲン」を納入した可能性がある医療機関名を厚生労働省が公表したのを受け、県と横浜、川崎、相模原、横須賀の4市は9日、保健所などに相談窓口を設置した。該当する医療機関で受診歴がある人の相談に応じ、製剤を投与された可能性がある場合はC型肝炎ウイルス検査の受診を呼びかける。
同省が公表したリストによると、80〜94年の県内の納入した可能性がある医療機関は324カ所。このうちすでに廃院したり病院名が不明だったりする医療機関が72カ所ある。総合病院のほか、帝王切開の際に多用されたため多数の産婦人科医院に納入され、件数は少ないがリストには皮膚科や眼科医院などの名前もある。
リストによると、「納入したが使っていない」「手術記録などから調査し、使用が判明した患者には知らせている」などとする医療機関もある一方で、多くは「資料がない」「当時の院長が死去しており使用の有無は不明」などとしている。
県内の相談窓口は次の通り。
【横浜市】公表内容など一般的な問い合わせは市衛生局感染症・難病対策課(045・671・4040)、C型肝炎検査に関する内容は各区の福祉保健センター福祉保健課健康づくり係(泉区は事業推進係)、医療機関関係者からの問い合わせは地域医療政策部医療安全課(045・671・2414)。
【川崎市】市健康福祉局・28日までの専用窓口(044・200・3675)、1月4日以降は地域医療課(044・200・2460)。検査については各区の保健福祉センター地域保健福祉課健康づくり担当。
【横須賀市】市保健所・当面の間の専用窓口(046・822・9011)。
【相模原市】同(042・769・9237)。
【4市以外】県保健予防課疾病対策班(045・210・5111)、県薬務課管理・献血班(045・210・5205)、ほかに平塚、鎌倉、藤沢、小田原、茅ケ崎、三崎、秦野、厚木、大和、足柄上、津久井の各保健福祉事務所。
受付時間は平日午前9時(横浜は8時45分、横須賀は8時半)〜午後5時(横浜は5時15分)。
(12/10)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=6245
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