2004年12月10日(金) 12時41分
フィブリノゲンによるC型肝炎感染、相談窓口を設置(読売新聞)
C型肝炎感染源の一つとなっている血液製剤「フィブリノゲン」の納入先医療機関が公表されたことで、厚生労働省内に設けられた問い合わせ窓口では、10日朝から電話が殺到した。
同省は、この日朝から問い合わせに対応するため、専用の電話回線を20本設置。20人体制で肝炎に関する相談や医療機関名の問い合わせに応じている。
午前8時半の開始と同時に、電話は鳴りっぱなしで、出産した病院名が納入先リストに入っているかという問い合わせや、出産時の出血量と投与された可能性の関連についての相談が多いという。
C型肝炎の感染源は過去の輸血や不適切な医療などさまざまだ。尾辻厚生労働相は10日の閣議後の記者会見で、「今回の公表を機に、広く肝炎検査を呼びかけていきたい」と話し、近く肝炎に関する専門家会議を設置する方針を明らかにした。
会議では検査体制のあり方や治療法などについて検討し、来年夏までに内容を取りまとめる。
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厚生労働省の専用窓口は(03・3595・2297)。各地の薬害肝炎訴訟弁護団でも相談窓口を設置している。
▽東京(03・3358・2110)
▽名古屋(052・961・2091)
▽大阪(06・6315・9988)など。
また、日本肝臓病患者団体協議会でも患者会ホットライン(03・5982・2150)を開設している。各窓口は開設時間や期間が異なる。
(読売新聞) - 12月10日12時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000303-yom-soci