2004年12月10日(金) 00時00分

“おれおれ恐喝”にも注意 やくざ装い３００万円要求 （東京新聞）

　親族などを装い電話で金をだまし取る「おれおれ詐欺」に似た手口で、三百万円を脅し取る事件が八日にさいたま市見沼区であり、大宮署は恐喝容疑で捜査している。

　調べでは、八日午前十一時ごろ、同区の無職女性（５１）方に、女性の娘（１９）を装った女から「事故に遭った。助けて」と泣きじゃくりながら電話があった。電話を代わった男は「事故の相手方の運転手でやくざだ」と名乗り、「お宅の娘が関係する交通事故が発生した。払わなければ水商売に売り飛ばすぞ」などと金を要求した。

　女性は指定された口座に三百万円を振り込んだ。その後、娘と連絡をとって、でたらめの電話だったことに気付き、同署に届け出たという。同署は犯人の言動は脅しに当たるとみて、恐喝容疑で調べている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20041210/lcl_____stm_____002.shtml