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携帯電話事業への参入をめざして免許申請したソフトバンクＢＢの孫正義社長がワシントンを訪れ、７日から８日にかけて、通商代表部（ＵＳＴＲ）など米政府高官らと会談した。米政府は電波割り当て行政の透明性向上を日本に求めており、２日からは日米政府間の規制改革協議が東京で開かれている。ソフトバンクは、米側の対日圧力を使って携帯電話の周波数割り当てを有利に進めるのが狙いのようだ。
孫社長は７日にＵＳＴＲのカトラー代表補、８日に連邦通信委員会（ＦＣＣ）のパウエル委員長と会談した。
孫社長の記者会見での説明によると、ＵＳＴＲには「周波数割り当てなどの日本の不公正な状況を変えたいので、感じることがあれば（日本政府に）述べていただきたい」と伝えた。これに対しＵＳＴＲは「日本市場の閉鎖性を示す具体的事例として取り上げたい」と語ったという。
ソフトバンクＢＢは６日、総務省に、周波数のうち８００メガヘルツの割り当てを申請した。８００メガは現在、ＮＴＴドコモとａｕ（ＫＤＤＩ）だけが利用しており、総務省の対応が注目されている。(12/09 12:16)