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事故は十一月十三日午後二時半ごろ発生。男性が駅員の介助を受けて同駅東口のエスカレーターを降りる際、何らかの原因で車いすごと転落、ろっ骨を折るなどの重傷を負った。
エスカレーターは同市が設置・管理し、車いす利用者が電車に乗ったり駅の反対側へ行ったりする際の操作をJRに依頼している。スイッチ操作で三段分のステップが水平になり、車いすを乗せる仕組みだが、男性や駅員はステップに突然、段差が生じて転落したと説明する。男性は同駅のエスカレーターを数回利用しており、同じ駅員が介助していた。しかし、事故後の日立ビルの点検で問題はなく、先月二十六日未明には同市とJR、日立ビルが駅員らの説明をもとに現場で再現実験を実施。さまざまな条件を設定したが不具合は生じず、「異常なし」とする調査結果を今月一日、同市に提出した。
一方、駅員や男性は、操作ミスはなく乗り方にも問題はなかったと言う。同市の担当者は「駅員と男性の話は一致しており、その通りなのだろう」と困惑を深めるばかりだ。事故の場合の補償方法などについてJRとの間に取り決めはないといい「市の責任が問われることもあるかもしれない」などとしている。
市原署は業務上過失致傷事件の可能性もあるとして調べているが、八幡宿駅は原因が分かるまで、四基あるエスカレーターの車いすでの利用を休止し、数人で持ち上げて階段で運ぶことにしているという。同市道路維持課は「駅から連絡をもらえれば市職員が手伝いに行く」としている。
日本エレベータ協会(東京都港区)によると、エスカレーターでの車いすの転落事故は今年五月、名古屋市営地下鉄駅でも発生したが、これは駅員の乗せ方に問題があったとされている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20041209/lcl_____cba_____000.shtml