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同社は、これらの施設で28万人余が投与され約1万人が肝炎を発症したと推計している。自覚症状が乏しく感染に気付かない人も多いとみられ、厚労省はリストをホームページに掲載し「94年以前にこれらの施設に受診し、出産や手術で大出血した人などは肝炎検査を受けてほしい」と呼び掛けている。
ウイルス感染の恐れがある血液製剤の取り扱い医療機関名の公表は、1996年の薬害エイズ問題(2000余)、2001年の肝炎問題(800余)に次いで3回目。施設数は最も多く、国内の一般病院の約4割を占める。
厚労省によると、公表したのは会社側に資料が残っている80年から2001年2月までの納入先。総数は6933カ所だが、名称不明のものなども含まれ、実質的な公表数は6611施設。このうち現存するのは5398施設で、残りは廃院したりしている。
リストには施設名と所在地、電話番号、使った診療科、カルテなど投与記録の有無のほか「納入したが使用していない」といった医療機関のコメントも掲載した。
フィブリノゲンはかつて出産時の止血剤などとして多くの医療機関に常備され、使用した診療科は産婦人科を中心に外科、内科など49科。投与記録が残っているのは存続施設の7%だけで、大半の施設ではどの患者に使用したかを特定するのは困難だという。(共同)
■今回公表された医療機関の全リストはこちらから。
■詳細な情報は、厚生労働省ホームページの、該当ページをご参照ください。
(12/09 14:07)