2004年12月09日(木) 16時10分
“ワン切り”かけ直し発端に「個人データ流出」と662万円詐欺−−尾花沢 /山形(毎日新聞)
尾花沢市内の無職男性(43)が7日、ワン切り電話にかけ直したことを発端に、登録料を請求されたうえ、債務処理会社を装う男からも個人データの消去料などを要求され、計662万円振り込んでしまったと尾花沢署に届け出た。同署は被害者から複数回にわたって現金を引き出すため、ワン切り業者と債務処理会社を装う役割分担を決めた詐欺事件とみて捜査を始めた。
調べでは、男性は11月中旬、携帯電話にワン切りされかけ直した。数日後、入会していないのに登録料など4万6000円を請求され、振り込んだ。すると、12月2日、債務処理会社を名乗る男から「債務がある。減額交渉を任せてほしい」などと2回電話があり、計90万円を振り込んだ。3日にも「関東で個人データが流出している。いろいろな電話がきて大変ですよ」などと個人データの消去名目で現金を請求されるなど、2日間で計約657万円を入金したという。さらに催促の電話が続き同署に相談した。【新谷崇】
12月9日朝刊
(毎日新聞) - 12月9日16時10分更新
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