2004年12月08日(水) 00時00分
オレオレ詐欺 被害総額15億円(朝日新聞・)
息子らを装い電話で事故の示談金名目などで、家族から現金をだまし取る「オレオレ詐欺」による県内の被害額が、11月までに15億円を超えていることが県警捜査2課のまとめで分かった。医師役や弁護士役など複数が登場し、巧妙化していることから同課は注意を呼びかけている。
同課によると、今年1月から11月までの認知件数は1045件(うち未遂が269件)で、被害総額は15億2千万円に上った。平均の被害額は195万円で、要求された名目は「事故の示談金」が最も多く373件。「借金の返済」の300件がこれに続いている。
被害にあった年代は50代、60代に集中しており、平均年齢は56歳となっている。
月別では9月に過去最高の2億円の被害が出たが、10月以降は減少傾向にある。
県警は9月以降、詐欺の実録テープを公開したり、警官が県内各家庭に直接電話して注意を喚起したりしてきた。同課は、こうした対策などで詐欺への警戒が県民に浸透してきたとみている。
(12/8)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=6238
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