2004年12月08日(水) 17時46分
サッカーW杯のチケット、販売業者容疑の男が詐欺事実認める−−初公判 /大分(毎日新聞)
W杯のチケット販売会社を興すと金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた大分市長浜町、チケット販売業、渡辺康弘被告(30)に対する初公判が7日、大分地裁(駒田秀和裁判官)であり、渡辺被告は起訴事実を認めた。10月に大分中央署が逮捕した当時は、容疑を否認していた。
起訴状によると渡辺被告は01年7月、大分市と蒲江町の建設会社社長ら2人に「W杯のチケットを売る会社を作る。資本金を貸してほしい」と持ちかけ、2人から計2900万円をだまし取った。
検察側は冒頭陳述で、渡辺被告が被害者からチケットの仕入れ金などとして、合計約3億4800万円の金を借りていたと指摘。返済を迫られると、逃亡しない証明にパスポートを被害者に渡したが、再発行の手続きをして米国に行くなど、執ように逃げていたことを明らかにした。【結城かほる】
12月8日朝刊
(毎日新聞) - 12月8日17時46分更新
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