2004年12月07日(火) 12時09分
ホリデーオンラインショッピングの急増でフィッシング詐欺も増加(japan.internet.com)
今年のホリデーシーズンは、
オンラインショッピングが急増 しており、勢いフィッシング詐欺も増えている。
メッセージングセキュリティを手がける
Proofpoint の Anti-Spam Lab が行なった調査によれば、今期ホリデーシーズンの初期動向として、センチメンタルな宣伝文句でプレゼント贈答を誘うホリデーシーズンに特化したスパムが、10月から11月にかけて1000%以上も増加したという。
同調査では、11月に新たに露見したフィッシング詐欺だけでも、10月から80%増のおよそ100件にのぼったとしている。
「ホリデーシーズンは、消費者にとっても従業員にとっても危険な時期だ。この時期には合法的な商用目的の Eメールも増えるため、詐欺メールが見分けにくくなり、個人情報を騙しとられやすくなる」と Proofpoint Anti-Spam Lab のフィッシング詐欺専門家 Rami Habal 氏は述べている。
Habal 氏によれば、最近急増したフィッシング詐欺は内容が比較的新しいため、アンチスパムフィルタやメッセージセキュリティ ソリューションの多くは、効果的に阻止できないという。
ホリデーシーズンのスパムやホリデーシーズンをテーマにしたフィッシング詐欺は、これから年明けにかけて急増すると Habal 氏は予測している。
また同調査によれば、職場を狙ったフィッシング詐欺メールも増加しているという。
「もっとも狡猾な新手の詐欺手口としては、送信者が雇用主と見せかけたフィッシング詐欺メールを、従業員に送るというものがある」と Hamal 氏は述べ、こうしたソーシャル エンジニアリング手法を用いた Eメールに対し、従業員は騙されやすいと説明した。
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