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群馬県伊勢崎市で5月に起きた殺人事件で、日本テレビの情報番組が容疑者の男と間違えて自分の写真を放送したため、精神的・身体的苦痛を受けたとして、前橋市内の男性が、同社に慰謝料500万円の賠償を求める訴訟を前橋地裁に起こしたことが分かった。
訴えによると、5月10日、伊勢崎市の無職の男(74)が自宅で寝たきりの妻(77)を殴って殺したとして逮捕された事件=男は懲役9年の判決を受け控訴中=で、同13日に同社の番組「ザ!情報ツウ」が、男性の写真9枚を容疑者の男として計約25秒にわたり放送した。男性は男の友人。男性が苦情を申し入れ、同社は謝罪文を送り、同16日に別の番組で謝罪放送を流した。男性側は、一般の視聴者に男性が殺人犯と誤信させ、精神的苦痛や持病悪化の身体的苦痛も受けたと主張している。
日本テレビ総合広報部は「直ちに訂正とおわびを放送し、誠意を持って交渉してきました。弁護士同士で慰謝料などについて交渉を続けていただけに提訴は残念」とコメントした。【伊澤拓也】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041207k0000m040146000c.html