2004年12月07日(火) 17時39分
教師宅に「ご主人が性犯罪で…」校長名乗る新手の詐欺(読売新聞)
大阪府立高の男性教師2人の自宅に、男が校長を名乗って電話をかけ、応対に出た妻に「ご主人が強制わいせつ事件で警察につかまった。今なら示談で解決できる」と持ちかけ、金をだまし取ろうとしていたことが7日、わかった。府内で教師によるわいせつ事件が相次いだことなどに目を付けたとみられ、府警は、教師宅を狙った新手の「おれおれ詐欺」とみて捜査している。
府警などによると、電話はいずれも今月1日。40歳代の教師宅には「校長室から電話しています。被害者のご両親と弁護士が来ています。今なら示談で済みそうです」と話してきた。応対に出た教師の妻は「折り返し電話します」と切り、校長に問い合わせ、うそとわかった。
別の高校の50歳代の教師宅にも、同じ校長名で男から電話があり、示談金100万円を要求した。妻が「すぐには用意できない」と答えると、「50万円でも」と言われたので、不審に思って電話を切った。府内では、10月に小学校の男性教諭によるわいせつ事件が2件あり、府教委は「こんな犯罪の口実にまで使われるなんて、情けないやら、悔しいやら」と嘆いている。
(読売新聞) - 12月7日17時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000405-yom-soci