2004年12月07日(火) 16時22分
最高裁「衆院比例は合憲」 昨秋の選挙めぐり初の判断(共同通信)
昨年11月の衆院比例代表選挙は違憲として、東京、神奈川、千葉の3都県の弁護士らが、東京、南関東両ブロックについて選挙無効を求めた2訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(上田豊三裁判長)は7日、合憲として請求を退けた東京高裁判決を支持、上告を棄却した。弁護士らの敗訴が確定した。昨秋の衆院選をめぐる最高裁の判断は今回が初めて。
判決理由で上田裁判長は、小選挙区比例代表並立制が初めて導入された1996年の衆院選について比例代表選挙を「国会の裁量の範囲内で、合憲」などと判断した99年の大法廷判決を踏襲。
比例代表各ブロックの定数や重複立候補制度、小選挙区の惜敗率による当選などを定めた公選法の規定について「昨年の選挙当時、憲法違反に至っていなかったことは明らかだ」と述べた。
(共同通信) - 12月7日16時22分更新
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