2004年12月06日(月) 21時20分
今年の台風、個人消費０・３％押し下げ…内閣府試算（読売新聞）
内閣府は６日、相次いだ台風の被害によって、９—１０月の個人消費が、例年（２００２—０３の同時期年平均）よりも０・３％程度押し下げられたとする試算結果を発表した。
悪天候で外出を控える傾向が強まり、旅行やレジャーなどのサービス消費や百貨店販売額が落ち込んだためだ。生鮮野菜の値上がりも、買い控えにつながった。
一方、７—９月期の設備投資も、台風被害によって０・５％程度、一時的に押し下げられた可能性があると分析した。国内総生産（ＧＤＰ）ベースの実質設備投資は、速報段階で前期比０・２％減となっていた。
内閣府は「個人消費と設備投資の落ち込みは一時的な動き」と見ており、「景気は上り坂の中の微調整」（竹中経済財政相）との認識を示している。
（読売新聞） - 12月6日21時20分更新
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