2004年12月06日(月) 09時28分
最終版リリース近づく『Mozilla Thunderbird 1.0』(japan.internet.com)
オープンソース開発団体
MozillaFoundation の関係者は3日、スタンドアロン Eメールクライアント『Thunderbird 1.0』の最終版を、12月第2週にリリースする準備を進めていると述べた。
オープンソース Web ブラウザ『
Firefox 』の開発元として有名な同団体は、1日に最終リリース候補の『Thunderbird 1.0 RC』を公開したばかりだ。
Mozilla Foundation の広報担当によると、Thunderbird はオープンソース プロジェクトのため、土壇場で修正や機能拡張を加える可能性があり、そのための作業に時間を必要とすることから、同団体としては明確なリリース時期をあらかじめ設定することには消極的だという。
Thunderbird は無料で利用できるクロスプラットフォームの Eメールクライアントだが、有料無料を問わず、非オープンソースの商用 Eメールクライアント製品に匹敵する機能を数多く備えている。Mozilla Foundation の広報担当は、Thunderbird 0.9 および 1.0 RC のダウンロード数が、ちょうど100万回を超えたところだと述べた。
Thunderbird はオープンソースのため、ソースコードの閲覧や改変が可能なほか、サードパーティ製の拡張機能による機能面のカスタマイズが可能だ。この拡張機能は同ソフトウェアのセールスポイントであり、Firefox ユーザーの間でもその
人気 は証明済みだ。
Thunderbird は Firefox と共に、Mozilla Foundation が開発しているインターネットスイート『
MozillaSuite 』から派生したプロジェクトだ。Mozilla Suite は、Web ブラウザや HTML エディタをはじめ、Eメール/IRC/ネットニュースのクライアント機能も統合した製品だ。
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