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元プロデューサーらの逮捕などに対し、NHKには、視聴者からの抗議や苦情が、3日から4日にかけ計約200件寄せられた。
NHKは4日の会見で、「事件の経緯などを説明する特別番組を制作、放送する」ことを明らかにした。
40代の職員は「逮捕は予想できたので驚かない。でも、またNHKの名前がこういう形で出るのが悔しい」と困惑した表情を見せた。
30代のディレクターは「より良い番組で視聴者に姿勢は示したいが、チャンネルが増えて、現場は人手が足りない状態。現経営陣ではNHKが生まれ変われるとは思えない」という。
視聴者からの不満や怒りの声は、受信料の契約や集金を担う地域スタッフに対しても向けられた。
東北地方のベテランの地域スタッフ(49)はこの日、新規契約をとるために回った10軒すべてで断られ、これまで受信料を払ってくれた家庭3軒からも支払いを拒まれた。
「NHKは全体が信用できません」。夕方訪ねた家庭では、いきなりこう言われた。逮捕のニュースをこの家の人に告げられて初めて知った。「受信料をほかの職員も私的に使っているのではないか」とたたみかけられ、「信頼回復に努めます」と頭を何度も下げたが納得してもらえなかったという。
週末は在宅の家庭が多く、この日も集金に回っている地域スタッフはたくさんいた。
NHKの不祥事が7月に発覚して以来、過去にないほど風あたりが強く、「お客様から怒鳴られるのもしょっちゅう」という。
別の地域スタッフ(54)もこの日、引っ越して間もない家で「NHKがこんなに騒がれているのに受信料を支払う気になれない」と新規契約を断られた。引っ越し前は口座引き落としできちんと支払ってくれていた家庭だという。
(12/05 02:07)