2004年12月04日(土) 13時08分
違法取り立て阻止へ窓口一本化 滋賀で「サラ金被害なくす会」結成(京都新聞)
クレジットカードや消費者金融の多額の債務に苦しむ人を支援しようと、滋賀県内の「被害者の会」や弁護士有志が7日、「県クレジット・サラ金被害をなくす会連絡会」を結成する。相談窓口を1本化し、違法な取り立てを阻止するなどして、多重債務の防止を目指す。
県内では現在、各地の「被害者の会」など九団体が、多重債務の相談を受け付けている。大津地裁に昨年、申し立てられた自己破産件数は過去最多の1181件で、失業や賃金低下で住宅ローンが払えなくなる相談が増えているという。
このため、相談の受け付けだけでなく、悪質業者に違法な取り立てをやめさせたり、消費者への啓発活動を強化しようと、連絡会を結成することにした。全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会にも加盟し、全国の被害実態をこうした活動に生かす。
7日午後6時から大津市の滋賀弁護士会館で結成集会を開き、県内の多重債務経験者2人が体験を報告する。11日午前10時−正午には、消費者金融やヤミ金融に関する電話相談Tel:077(527)3044も行う。入会などの問い合わせは県商工団体連合会Tel:077(525)7360へ。
(京都新聞) - 12月4日13時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041204-00000023-kyt-l25