2004年12月03日(金) 00時00分

ミス４件、１３人を処分 横浜地検　誤って略式命令請求 （東京新聞）

　横浜地検の検事や事務官十三人が、誤って罰金の略式命令を請求するなど四件のミスで厳重注意などの処分を受けていたことが二日、分かった。

　地検によると、検察官送致（逆送）は法定刑が懲役や禁固以上の事件と少年法で定められているのに、罰金刑しかない道交法違反事件で、横浜家裁小田原支部が二〇〇〇年五月、誤って少年を逆送。ミスに気付かないまま平塚区検が同年六月、平塚簡裁に罰金刑の略式命令を請求した。同地検は〇一年二月、関係した事務官ら九人を厳重注意や注意処分にした。

　このほか横浜地検への異動前のミスについて、検事と事務官計四人が、証拠品を誤って破棄したなどとして〇三年五月から七月にかけ厳重注意などの処分を受けていた。

　一方、横浜家裁総務課は逆送のミスについて「これまで処分はしていないが、事実関係を調査して厳正に処分したい」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20041203/lcl_____kgw_____003.shtml