2004年12月03日(金) 00時00分
IP電話導入で経費削減 人吉市(朝日新聞・)
人吉市は来年度から本庁舎や別館などの電話設備に、通話料などの大幅削減を目指してIP(インターネット・プロトコル)電話を導入する。年間約65万円を節約できる見込みという。
IP電話はインターネット技術を利用し、音声データを細切れにして効率良く送信する。通話料の安さが特徴で、同じ通信業者に加入している者同士なら無料、相手が一般の固定電話でも全国どこへでも定額の低料金でかけられ、利用者が急増している。
既存の電話交換機設備が老朽化したため、経費削減を兼ねて導入を決めた。
市総務課によると、地域イントラネットで結ばれた出先機関への通話料は無料、外線は全国一律の3分7・5円になる。導入するシステムは1回線で最大23通話が可能なため、本庁舎を中心に使用中の41回線のうち31回線を休止し、基本料金の削減にもつなげる。
従来の代表電話番号に変更はなく、市役所に電話をかける市民への影響はないという。整備費は約1千万円。同課は「外線と内線の両方にIP電話を導入するのは、県内自治体では初めてではないか」としている。
(12/3)
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=4015
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