2004年12月03日(金) 00時00分
裁判所支部の現状、寸劇仕立てで訴え寸劇の練習風景。右端が金崎弁護士=八王子市東町で(朝日新聞・)
裁判所支部の現状を考える「首都圏弁護士会支部サミット」が4日に八王子市で開かれるのに向け、多摩地区の弁護士たちが、上演する寸劇の練習に取り組んでいる。
寸劇の舞台は地・家裁八王子支部。人員不足や庁舎の狭さからくる苦労を描く。家裁の待合室は会話が他人に筒抜けのうえ、離婚調停中の夫婦が鉢合わせして、けんかを始める。法廷では、裁判官が多忙を極め、思うように進まない審理に当事者がいら立つ。
脚本、演出は露木肇子弁護士。練習では、難しい法廷用語を「一般の人にわかるように説明して」などと注文していた。
「ヤンキー、弁護士になる」の著者、金崎浩之弁護士は、知名度も期待されての起用。離婚調停中の夫を演じる。自身が力を入れる少年事件でも「少年審判の開始を半年も待たされることがある」など、支部の問題点を感じているという。
支部サミットは4日午後2時から、八王子市東町のクリエイトホールで。問い合わせは多摩弁護士会館(0426・42・5000)へ。
(12/3)
http://mytown.asahi.com/tama/news01.asp?kiji=3759
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