2004年12月02日(木) 00時00分

口座売買グループ１０人逮捕 県警生活経済課 （東京新聞）

　譲渡目的で銀行口座を開設し、預金通帳とキャッシュカードをだまし取ったなどとして、県警生活経済課と千葉中央署などは一日までに、詐欺などの疑いで東京都板橋区舟渡三、無職太田康幹容疑者（２２）ら男女九人を逮捕。盗品等有償譲渡の疑いで台東区台東四、無職深沢勤容疑者（５５）を逮捕した。開設された口座は十四の金融機関で五十一口座に上り、同課などは架空請求などに使用されたとみている。

　調べでは、太田容疑者らは今年二−三月にかけて、譲渡する目的を隠して金融機関の窓口で自分名義の口座を開設し、預金通帳やキャッシュカードをだまし取った疑い。深沢容疑者は、だまし取った預金通帳などを有償で譲り受けた疑い。深沢容疑者は、一口座あたり一万−一万三千円で買い取っていたという。

　十人の中には母親（５５）と息子（３０）も含まれ、個人的なつながりなどで誘い合って口座を開設していたらしい。今年四月、千葉市の男性会社員（３５）から、身に覚えのないインターネット有料サイトの請求があったと通報があり、振込先に指定された口座を調べ犯行が分かった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20041202/lcl_____cba_____004.shtml