2004年12月01日(水) 22時33分
兵庫県警、捜査書類ねつ造で元隊員13人を書類送検(読売新聞)
兵庫県警自動車警ら隊の捜査書類ねつ造事件で、県警は1日、摘発実績を上げるため、自転車盗の被害届などを偽造したとして、元隊員13人を虚偽有印公文書作成、同行使などの容疑で書類送検した。
不正に関与した1人を懲戒免職にするなど計163人を処分した。ねつ造された書類は約230件に上った。
処分の内訳は、書類送検された13人を含め不正行為に関与した28人が懲戒免職や停職などの懲戒処分。135人を訓戒や注意処分とした。
調べによると、書類送検された13人は、2002年1月から今年7月にかけ事件処理した自転車盗のうち、被害者を特定できないケースなどで被害届をねつ造、管轄の署に引き継ぐなどした疑い。このうち巡査部長(44)(現灘署)は、10回近くねつ造を繰り返したほか、盗品の自転車を着服したとして業務上横領容疑でも書類送検され、懲戒免職となった。
相浦勇二・県警警務部長の話「県民に対し、大変申し訳なく思う。再発防止策を徹底し、県民の信頼回復に努めたい」
(読売新聞) - 12月1日22時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000411-yom-soci