2004年12月01日(水) 16時44分
漢方薬めぐる控訴審で和解 一審は薬害にPL法初適用(共同通信)
中国製漢方薬の副作用で腎障害になったとして、愛知県内の主婦が大阪府の輸入販売業者「カーヤ」に製造物責任(PL)法に基づき約6000万円の損害賠償を求めた訴訟は1日、名古屋高裁(青山邦夫裁判長)の控訴審で和解が成立した。
この訴訟は、1審の名古屋地裁が薬害訴訟で初めてPL法を適用してカーヤに賠償を命じ、カーヤ側が控訴していた。カーヤは和解金を支払うが、自ら責任を認めたかどうかなどは不明。
名古屋地裁は今年4月、副作用の表示がなかったとして「漢方薬に製造物責任法上の欠陥があった」とカーヤの責任を認定。主婦に約3300万円を支払うよう命じていた。
(共同通信) - 12月1日16時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000118-kyodo-soci