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融資を申し込んだ客にクレジットカードで商品を買わせて安く買いたたく「買い取り屋」と呼ばれる手口の被害が急増している問題で、警視庁は1日、買い取り屋の矢木賢二容疑者(37)=東京都目黒区=と元従業員計5人を、詐欺の疑いで逮捕した。約半年間で40都道府県の多重債務者ら約300人から、電化製品など約1億円分を詐取していたとみて商品の転売経路などを調べる。
矢木容疑者らは商品代金の1〜7割を購入者に買い取り代として渡していた。だが警視庁は、融資名目で勧誘しながら実際には融資せず、商品を入手する行為が詐欺に当たると判断した。同容疑者は都公安委員会から古物商の許可を得ており、任意の調べには「正当な古物売買だ」と話していたが、逮捕後は容疑を認めているという。
調べでは、矢木容疑者らは千代田区・神田で貸金業を営んでいた今年8月から10月、インターネットや夕刊紙の広告を見て融資を申し込んできた3人からパソコンなど約400万円分をだまし取った疑い。
融資希望者に、家電量販店でカードで商品を大量に買うように指示する一方、家電量販店に「ネット喫茶を開くのでパソコンを買いに行かせる」などと電話して、店員を信用させていた。
(12/01 12:01)