2004年12月01日(水) 11時04分
「買い取り屋」詐欺容疑で逮捕、被害増え摘発を強化(読売新聞)
警視庁生活経済課は1日、東京都目黒区碑文谷2、元貸金業矢木賢二容疑者(37)ら5人を詐欺の疑いで逮捕した。
矢木容疑者らは、融資を申し込んできた客に、信用調査と偽ってクレジットカードで電気製品などを購入させ、安値で買いたたく「買い取り屋」。同様の手口による被害は今年に入って急増しており、警視庁で取り締まりを強化する。
調べによると、矢木容疑者らは、今年8—10月にかけて、融資を申し込んできた広島県内の男性(42)ら3人に、パソコンなど36点(400万円相当)をクレジットカードで購入させてだまし取った疑い。矢木容疑者らは、「信用調査のため、カードで買い物ができるかどうかを試したい。買い物ができれば、低利で融資をする」などと宣伝。客が買ってきた数十万円のパソコンなどを購入価格の1—4割で買い取り、都内の電器店などに売却していた。客への融資はしていなかったという。
都貸金業対策課によると、多重債務者などを相手にした「買い取り屋」に対する被害相談は毎月80件ほど寄せられている。元ヤミ金融業者が多いとみられ、都は今年4—10月までに買い取り屋38業者の貸金業登録を取り消している。
(読売新聞) - 12月1日11時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000303-yom-soci