2004年11月30日(火) 17時32分
不審はがきに注意 年金未納や過払い分請求−−保険事務局呼び掛け ／香川（毎日新聞）
架空の団体を名乗って年金の未納や過払い分を年金受給者らに請求する不審なはがきが、全国で４１６件送られていたことが、社会保険庁のまとめで分かった。実害の報告はなく、県内でもはがきが送られた情報は確認されていないが、香川社会保険事務局は注意を呼びかけている。
同事務局によると、はがきは、いずれも東京都渋谷区道玄坂の架空団体「社会保険庁特殊法人 日本国民年金協会」名で送られた。国民年金の未納分請求と払い戻し請求の２種類あり、架空の法律「国民年金特例法」の改正で未納分の年金を滞納すれば財産を差し押さえるとか、年金の過払い分を返金しなければ年金支給を停止するなどと記している。はがきには団体名のほか電話番号なども記載されている。同事務局は「年金の支給停止や、このようなはがきを受給者の方に送付することはないので、不審に思ったら、まず社会保険事務局に連絡してほしい」と話している。同事務局（０８７・８１１・２６０４）。【井沢真】
１１月３０日朝刊
（毎日新聞） - 11月30日17時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000233-mailo-l37