2004年11月30日(火) 00時45分
＜排ガスデータ偽装＞都、今週中にも三井物産を刑事告訴へ（毎日新聞）
三井物産が排ガス浄化性能のデータを偽って粒子状物質除去装置（ＤＰＦ）を販売していた問題で、東京都は同社を刑事告訴する方針を決めた。容疑は詐欺や偽計業務妨害、公正証書原本不実記載などを検討しているが、警視庁と協議したうえで今週中にも告訴状を提出する。
平井健一・環境局長は２９日の都議会環境・建設委員会で「できるだけ速やかに告訴する考えで準備を進めている」と述べた。都などよると、三井物産は０２年２月、販売したＤＰＦとは別の製品のデータなどを提出し、同４月に都の指定を受けた。同７月の変更申請でも同様の虚偽データを示し、０３年１月の都職員立ち会いの性能試験では同社社員らがデータを意図的に読み替えた。
都は装置購入者に支給した補助金計約１８億円については損害賠償請求を検討している。【奥村隆、田中義宏、大槻英二】
（毎日新聞） - 11月30日0時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041129-00000135-mai-soci